人間の体臭のパターンは大きく分けると脂質系、たんぱく質系、糖(炭水化物)系の3つに分類される。
脂質系の体臭はストレスが原因であることが多く、たんぱく質系の体臭は肝臓の健康状態が影響していると言われています。
肝臓が原因の体臭
肝臓の役割
①たべものからとった糖・たんぱく質・脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要なときにエネルギーのもととして供給します。
②アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、からだに影響をおよぼさないように無毒化します。
③肝臓でこしとった老廃物を流す「胆汁」を作り、分泌します。胆汁は脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあ
肝臓が原因の体臭は、ドブのような、またはアンモニアのような臭いなどとよく言われます。
肝臓は、腸が栄養素を吸収するときに、含まれている臭い物質を見つけ、無臭化して体の外に排出する働きがあります。しかし、肝臓の機能が低下していると、分別する働きがうまく動かなくなります。
本来なら便として体外に排出されるべき悪臭の物質まで誤って血液中に取り込んでしまいます。悪臭物質を含んだ血液が肺へ送り込まれると吐く息が臭くなり、口臭がきつくなる。また、血液に混じって皮膚表面に到達すれば、汗と混じって体臭がきつくなる。
腸の機能が低下した時の体臭
腸の機能が低下しても体臭の原因となる。まず腸の機能低下より消化不良を起こす。腸内で消化できなかった食べ物が、腸内細菌で異常発酵し、臭い物質を生み出す。(おなかを壊したときに、臭いがきつくなった経験があると思います)
おならや便が臭くなり、また便意やおならを我慢していると、再吸収されてしまい、悪臭物質が体に取り込まれてしまう。
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